スゥエーデンから空路、フランスのパリへ。

フランスはこれが2度目。あぁフランス、フランス、フランス！
一言では語り尽くせない、この魅力。周りの「汚い」「ごちゃごちゃしてる」そんな雑言も耳に入らない。うっとり…(*´∀｀*)


この研修旅行期間中、ほぼ毎日聾学校や聾施設訪問、交流ばかりで買い物に行けなかった。それで何人かが「せめてパリで買い物がしたいー！！」買い物に行くグループと聾学校へ行くグループとに分かれた。

ところが先生はおかんむり。「聾学校との交流の約束があるのだから全員が行くべきだよ」それに対してフランス人ガイドが「買い物に行きたいと言っているのにそれをないがしろにするのはおかしい！」と出張。

おぉ、これがフランス国民性ともいえる“個人主義”なのですね。個人の自主性を尊重するフランス人と、義理人情を大切にする日本人の対決ｷﾀ━(ﾟ∀ﾟ)━!結局先生が折れて、グループは二手に分かれた。

買い物グループはうきうきしながら、黙々と歩いて行くフランス人ガイドの後について行った。もちろん私も。ところが…

なんと聾学校に着いた！

ショッピングセンターは？お店が並ぶ通りに連れてってくれるんじゃなかったの？買い物グループはみな「？？？」な顔をしつつ交流会場へ。当の交流グループは道に迷ったとかで、買い物グループよりかなーり遅れて着いた。

あとで聞いたら、フランス人ガイドは自分が引率してるのは交流グループだと思ったらしい。かなりﾜﾛﾀ。

フィンランドから船でスゥエーデンのストックホルムへ。

風が強いので、フィンランドよりもめっちゃ寒く感じた。
家の装飾（ドアや窓の周り）が増えてて、色彩もより豊かになってて、店も人もフィンランドと比べて活気があるような気が。

スゥエーデンでの思い出と言えば、デフハウスで知り合ったスゥエーデンろうバスケチームの監督グンナさん。日本代表女子の○○さんを覚えてて、彼女の話でめちゃ盛り上がった。（帰国後に○○さんに聞いたら、彼は国際バスケットボール協会の理事なんだそうな。汗）

グンナさんと「台湾（デフリンピック開催地）で会おう」と約束した。願わくは再び相見えん事を。

あと市庁舎の『黄金の間』。市庁舎に行った時、なんか見た事がある所だなぁ〜と思いながら黄金の間に入った。その時突然思い出した。何年か前、姉と私は一緒にここに来た事があった！それまですっかり忘れてた自分に驚愕。

夜、ある通りを通った。そこでも思い出した。前、姉と二人で歩き回った通りやん！本当に綺麗さっぱり忘れてた…ラズベリーソースのハンバーグや、船で通ったゾグネフィヨルド等、姉と廻った時のいろんな思い出が突然記憶の扉を開けて押し寄せてきた。

振り返ると姉が立ってて「リモ、早く！」と手を振っているような気がした。


この研修旅行での数々の思い出もやがては雨のように消えて行く。

でもいつかきっとどこかでまた思い出すだろう、凍てついた国北欧とそこで出会った人々を。

研修旅行で行ってきますた、北欧と仏蘭西。

まずは日本からデンマークのコペンハーゲン経由でフィンランドのヘルシンキへ。

いきなりコペンハーゲン空港で買い物をしてしまい、膨大なコイン（デンマーククローネ）が余ってしまった。これから使わないコインばかり増えてどーする。反省。

観光する前に他グループと待ち合わせていたとき、浮浪者に遭遇。

紫と黒のボーダーTシャツとチェックブラウスの重ね着、かなり派手なピアスと指輪。帽子、ジャケット、ジーンズ、靴が黒で統一されてて、かなりの ファッションセンス。「ロック系のライブに行ってきて、帰りに道に迷ったまま年をとってしまった」感じでかっこ良かった。ハイ♪d(ﾟ∀ﾟ)bと声をかけ たかったけど、酒を飲みながら大声で独り言を喋ってるので、断念。

土産屋で皆はムーミンのフルーツ味ガムを買ってた。うちは鼻で笑って買わなかった。後で食べてみて激しく後悔。めっさ美味しい！！！

食べると、目の前にムーミンの森が広がる感じ。もーハマってハマって、二箱買ってた友達からせびりにせびって一箱分食い尽くしてしまった。日本に帰ってからも、他の友達から恵んでもらった（写真）

あぁ、ムーミンに会いたい…

今日はちょっとした仕事をした。

詳しい事は省くけど、近隣の店を回って承諾を得る仕事。づくづく思ったけど、世の中はほんとに色んな人がいる。

話を聞かずに「わかりませんから」と追い返してくる人。
すぐ側に立って肩に手を回して「うんうん」と聞いて来る人。
「いやーまいったなーでへへへ」と何故か照れてる人。
身分証明書を見せて欲しいと言われて、見せたらちゃんと話を聞いてくれた人。
目の焦点が合ってなくて「大丈夫かこいつ」と思ってたら意外に話の分かる人。

共通しているのは、みな「料金は」と言ったとき鋭く私を見て「かかりませんから」でほっとして目をそらした事。やはり世の中金なのね。そんなこんなで、9時から5時までひたすら歩き回った。

私は…見直した。
百科事典や生命保険のセールスマンは偉大だ！

今日は東京芸術大学の卒業展を観る為に上野へ。
時間が余ってたので、一人国立科学博物館へ行ってきた。

感想はと言うと、→(((( ；ﾟДﾟ)))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

当たり前だけど、ここに展示されているモノはみんな死んでいる。特におっかないのが3階。

滅多に見ない巨大な動物の剥製群がずらっと並んでて、ライオンやシマウマやゴリラやエルクなど、人間よりもずっと大きくて、激しくて、熱い生命の塊だった彼らが抜け殻となって、ガラスの目で空を見てる。

特にショックだったのは、子供の頃好きだった本『頑張れパンダのホァンホァンとフェイフェイ』の、当のフェイフェイが醜悪な剥製になって隅っこに置かれてた事… ありゃ国立科学博物館じゃない。青山墓地と同じ、上野墓地ざんすよ。憎きマンボウの模型もあったし…嫌なものを見てしまった。


そんな私を癒してくれたのは、東京芸術大学卒業展彫刻科の某学生さん。なぜかお互い目が離せなくて、私が出口の方へ向かおうとしてもじっと見つめて来てたので、こりゃ釣れるかもと思って声をかけようとしたら…

リ●●先生が「おい、戻るぞ！」と言って私を引っ張っていった。

あうぅ。


まぁランチにタイ料理コースを（無理矢理）おごってもらったのでいっか(・∀・)